『神様のような君へ』好きなところメモ
とりあえず一番好きなところだけ。
ラナ
- ハンバーグが作れなくなったラナへの塊斗の言葉
塊斗
「なぁラナ。1つ約束してほしいんだ」
「もう二度と、自分のことを『何の役にも立たない』なんて言わないでほしい」
ラナ
「……」
塊斗
「勉強ができないとか、料理ができないとか、そんなの些細な事じゃないか」
「ラナにできないことがあるなら、俺が全部代わりにやるからさ」
「前にカラオケに行った時、ラナは『わたしたちは恋人なんだから、足りない部分は補い合っていこう!』って言ってくれただろ?」
「だから今度は、俺が補う番だ」
ラナ
「塊斗……」
塊斗
「俺、料理ってあんまりやったことないけど、実際やってみたら結構できたんだ」
「つい昨日まで、自分でハンバーグを作ろうなんて、考えたこともなかったんだぜ?」
「ハンバーグなんて作るコストを考えたら、出来合いの物を買った方が早いだろって」
「……でも、料理っていうのは、意外と悪くなかった」
「ハンバーグを食べてくれる人――ラナのことを考えながら作ると、楽しいって思ったんだ」
ラナ
「わたしの……ことを……」
塊斗
「あと作ってて思ったんだけど、次はラナと2人で料理をしてみたい」
「ラナと力を合わせれば、きっともっとおいしいハンバーグを作れると思うんだ」