ゔぇんだす

エロゲ、ギャルゲー、ノベルゲームの感想を綴ったブログ🐰

『AQUA』感想

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評価:Bランク★★★☆☆

 

自然あふれる島で、対照的な科学を扱った近未来SF。終盤受け入れがたいところがあったけど、大筋は面白かった。

 

  • 凛√

離別エンド。終わりが近づいていることを自覚しながらも、精一杯過ごす日常はやっぱり尊い。颯太と別れるシーンもいいんだけど、お父さんとの別れのシーンも好き。

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妻だけでなく二人の娘まで失ってしまうお父さんのことを考えるともうね……。最後まで一緒に過ごしたいだろうに、そこは颯太に譲るところが立派なお父さんすぎて。

ただ、プレイしてるときはあまり気にならなかったけど、後の√で凛と楓が生きているってわかるんだよね。粒子体が消えてもオリジナルは生きているわけで、凛たちはどうなったんだろうか。あと粒子体が消えた理由もいまいちわからない。ラケルの寿命が来ていたとしても、後日談でAQUAが無くなったみたいな話はなかったし。

 

  • 奈々璃√

奈々璃ちゃかわいい。 事故のせいで成長がとまって、留年しちゃっていじめられて、両親はいないから働いて……というめちゃくちゃ不憫なヒロイン。こんなの護るしかない。そんなかわいそうな奈々璃にやっとできた友達も、千夏に操られた結果得たものだっていう現実が残酷すぎて辛かった……。

そういった辛いことがたくさんあった奈々璃だからこそ、ラストの感情をすべて吐き出して泣くシーンはいい。

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辛いことがたくさんあって、それを乗り越えてハッピーエンドというまさに王道展開。ちゅき。

 

  • 千紗√、LUKAS、AQUA

trueエンド。これまで謎だったことが徐々に明らかになっていくのはこういうゲームの面白いところだよね。千紗√で地味に好きなシーンは、ココロの死に触れることで死生観について考えるきっかけを得るところ。デジペットの流行によって死に触れる機会が少なくなったから、リアルペットのココロが死ぬことではじめて「なぜ死ぬと悲しいのか」という問いを得るということがとても印象深かった。

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うーん、深い。(小並感)

LUKASではルカとアクアの成り立ちやEcREDの極悪非道さが説明されてた。タキオネーヴァーによって未来を確定させることができて、それが凛の予知能力の説明にもなるっていうところはまさにSFって感じで楽しかったなぁ。

ここまでよかったぶんAQUAにはかなり期待してたんだけど、どうしても結末が受け入れられなかった。一番はこれまで散々話に出てきたEcREDの上層部のアダム(個人か複数かも不明)が最後まで登場しなかったのがなぁ……。しかもEcREDは解体されないで再びAQUAの開発を進めるっていう。沙織や千夏たちを利用してきたEcREDが何のお咎めもなしっていうのが本当にモヤモヤした。たぶん科学の発展にはこれまで多くの犠牲を費やしてきたという事実が根本にあって、それを今もなお是としている現実に即しているんだろうけど、物語としてはやっぱりモヤモヤしちゃう。

あとは智恵と凛の心情について疑問が残った。沙織が智恵の妹で、EcREDのせいで亡くなっているというのにそれを悲しんだり憎んだりする描写がなかったのがなぁ。あと凛と楓は事故を装って拉致されて、そのためにお母さんが亡くなったというのがわかったのに、それに関する心理描写もなかった。普通泣いて怒ると思うんだけど。そこらの説明不足感はあったと思う。

ここまで散々文句言ったけど、千夏となずなが和解して千夏が消えるまでのシーンは好き。思い入れのあるひまわり畑をバックに、別れを惜しむ演出は感動した。

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  • 総評

SFの世界観で謎が明らかになっていく途中まではとてもよかった。ただ終盤がちょっと納得いかなかったのが残念。たぶん現代科学と命みたいなのがテーマとしてあったんだろうけど、うまく自分の中に落とし込むことができればもっと好きになれたと思う。

 

 

『天使のいない12月』感想

評価:Cランク★★☆☆☆

 

タイトル通り終始鬱屈とした雰囲気で、登場人物みんな頭おかしかった。ヒロインのおかしさは√で語られるからいいんだけど、主人公がどうしてこんな捻くれたのかわからなかったのがなぁ……。思春期にありがちなあれだろうか。

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口悪すぎだろ。最後までこの主人公を好きになることはできなかった。 

 

  • 透子

一番救いがある√。最後抱き合うシーンは割と好き。

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ただ結ばれるまでの過程がしのぶのメールのおかげだし、主人公何もしてない感は否めなかった。

 

  • 雪緒

個人的に一番好きな√。今にも死んでしまいそうな雪緒が儚げで、このゲームにぴったりだと思う。

f:id:yamicat:20181207183845j:plain最後心中失敗したのはちょっと肩透かしを食らったけど、死ぬのが嫌だから消去法で生きていくっていうのは説得力があってよかった。

 

  • 明日菜

 一見人当たりはいいけれど、やっぱりこの娘も闇が深い。実は主人公を好きじゃないのに、自分のために付き合うっていうのがWA2の某ヒロインを彷彿とさせる。

f:id:yamicat:20181207195956j:plainこういう締め方は割と好き。

 

  • 真帆

一番微妙な√。主人公の親友の彼女を寝取るっていう話だし、後味が悪すぎた。その上ヒロインがたち悪すぎ。

f:id:yamicat:20181207190811j:plain彼氏いるのに二番目に好きとか言ってキスしてくるのダメでしょ。完全にキープじゃん。元気で明るい雰囲気が可愛かったのに、それをすべてぶち壊すような行動が残念すぎた。

 

  • しのぶ

えっち。一見優等生だが実は変態っていうのはそそられるものがある。ただその変態さに自己嫌悪して病んでいくの面倒くさすぎた。

f:id:yamicat:20181207200922j:plainこの√も終わり方がなぁ……。透子や自分の変態さを吹っ切って主人公と一緒にいるようになったのが、やけになったようにしか見えない。そこに感動することはできなかった。

 

  • 総評

雪緒>>>透子、明日菜>>しのぶ>>>>真帆って感じ。

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どの√も最後にこの言葉があって、ただ問題を解決するのではなく、ハッピーエンドか?っていう終わり方が多いのが、良いところでありそして悪いところでもあると思う。このぼんやりとした終わり方に、より感動や美しさを見いだせればもっと好きになれたのかな。

 

 

『アメイジング・グレイス -What color is your attribute?-』感想

評価:Bランク★★★☆☆

 

幾重にも張り巡らされた伏線の回収が見事。こういうゲームはプレイしながら考察するのがすごい楽しいよね。そして答え合わせの時の「そうだったのか!」って鳥肌が立つような感覚がすごいちゅき。その点からもこのゲームは楽しかったなぁ。

以下ネタバレ。

 

周回でのサクヤ√だけ結ばれなかったから怪しいなぁとは思ってたけどやっぱり一枚噛んでたんだね。最後の周回からは夢中で読んでた。一番衝撃的だったのは町に文字の概念がないことが判明するシーンかな。それはわからんかった。ここでユネが美術回廊の音声案内をしていたことや、リンカが聖書を写してたことを思い出してめちゃくちゃ面白くなってきた。

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あとは答え合わせのシーン。現代アートへの批判や「クローザの失楽園」の話は聞いてみたら納得できる話ですごい!ってなってた。

f:id:yamicat:20181203193406j:plainこのゲーム、実際にある絵画やキリスト教の宗教観を取り入れているところがいいよね。おしゃれ。ユネとサクヤがエヴァとパンドラの役割になっているところとか、冒頭にあった金のリンゴの話を最後に持ってくるとことか好き。

f:id:yamicat:20181203210044j:plain最初は金のリンゴの話普通に忘れてたけど。冒頭の部分をもう一回読み直してみて、この梟の羽がユネがミネルヴァであることのアトリビュートだ!と気づいた。最初はあまり覚えてなかったからご都合主義感がぬぐえなかったけど、これはこれでありだと思う。この金のリンゴが「アメイジング・グレイス」であると解釈すれば、ユネの願いは叶ったことになるし。

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こういった実際にある絵画やキリスト教の要素をシナリオに組み込むのがおしゃれだし、作中でよくでてきた「美学」的でいいと思う。

 

あとは伏線回収だけじゃなく、ヒロインたちもかわいいところがよかった。エロゲらしくヒロインがえち。

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この寝間着姿でシュウに会いに来るのいかんでしょ。 とくにコトハがえちえちだった。お互いにヌードモデルになるところとか、シュウとの初えっちはコトハから襲うところとか。ほっほ……wえっちだ……wっつってた。

それでも一番好きなのはユネちゃ!アフターではユネちゃのかわいいところがたくさん見られて満足。

f:id:yamicat:20181203212148j:plainこの笑顔よ。そして赤ちゃんの作り方すらよくわからなかったユネちゃがどんどんえちえちになっていくのちゅき。

 

ただ、読み飛ばしちゃっただけなのかもしれないけどモヤモヤする部分がいくつかあった。

・キリエの破壊の美学に対する演技について。コトハたちが1年生の時に学園長と面談することでリンカが違和感を感じ、コトハはそのために入学前から演技をするようキリエに頼んだ。でもその面談ってキリエやユネも受けてなかったっけ。面談がキリエたちが中学の時にあったならわかるけど、もし学園で受けてたなら時間軸が合わないなぁって。キリエたちがいつ受けたか覚えてないや。

・ユネたちの親は不審に思わなかったのかな。生まれてすぐに離れ離れになって、それからずっと会えないって相当だぞ。グランツアーの概要が公開されてて、それを理解したうえで了承したのかな。ドイツでは政府に解体されたから、今回のグランツアーはばれないようにしていたと思うんだけど。仮にばれないようにしていたとしても、いくら北海道の田舎とはいえあんなに巨大な水晶の壁で囲ってたらすぐばれそう。これも公開していたかどうか覚えてない。

・ユネがシュウだけじゃなくサクヤもループさせられたのはなぜ?青と赤のリンゴはセットなのに別の青リンゴを食べたサクヤはなぜループされたんだろう。サクヤはシュウの相棒がユネだって知らなかったし、意図的に弓に乗っかるってことはなさそうだけど。青リンゴを食べた人を無条件でループさせるとしたらリラもループしてた?それだと後に赤リンゴ食べた人の負担がどんどん大きくなって赤リンゴの人かわいそう。でもユネが言っていた「重い」は命を削っているからってことがわかったし、負担はシュウの分だけだったんだろうか。あんまり覚えてない。

ここらへんが読んでてずっとモヤモヤしてた。たぶんやみちゃが覚えてないだけなので覚えてる人教えてください。

 

  • 総評

芸術とキリスト教の世界観やキャラの可愛さ、伏線回収の良さが光るいい作品だった。ただ伏線回収がすごすぎるあまりに「事実」に目を向けがちで、キャラたちの「心情」まで読み取ることができなかった。特にキーパーソンであるサクヤに感情移入できなかった。そういった感動が得られたらもっとよかったかなって思います。

 

 

 

 

 

『親愛なる孤独と苦悩へ』感想

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評価:Aランク★★★★☆

 

人の葛藤や悩み、そして人生について考えさせられる名作。フリーで公開されているとは思えないほどの出来だった。

悩める若者たちが、カウンセリングのホームページを見つけることから物語は始まる。どの話にも共通して言えることだが、このカウンセリングが実践的な心理学を教えてくれるので本当に勉強になる。

ただこのゲームのすごいところは、心理学を教えてくれるだけじゃなく、心理学を通して苦悩を抱える若者が成長していく物語を描いている点にある。この心理学と成長物語がうまく絡み合い、よりよいシナリオになっていると思った。

 

  • 内田姫紗希

 教育実習がうまくいかずに悩む姫紗希が、カウンセリングを通して成長する物語。カウンセリングでは、まこちゃんが心について様々なことを教えてくれるので、姫紗希と一緒に勉強しているような感覚になった。とくに、自分の中にある「観念」を見つめなおすことで人は変われるということが衝撃的だった。

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うまくいかない事実を変えるのではなく、自分の考え方を変えることで、こんなにも人は楽になるんだなぁと驚いた。

 

そして姫紗希が自分の本当の気持ちに気づき、それを父に告白するシーン。これまでのため込んできた思いを吐き出し号泣する姫紗希をみて、思わずやみちゃも涙が出ちゃった。あんなに教育実習を嫌がっていた姫紗希が、最終日には子どもたちとの別れを惜しんで泣いてるし、この話は姫紗希の成長を強く感じることができてよかった。

 

 この話でも「観念」が登場し、自分の本当の気持ちに気づいて成長する龍輔を見ることができた。

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龍輔が本当に妹思いのお兄ちゃんで、妹のために格ゲーを始めたり、妹のために大会で優勝しようとしたりする「兄としての龍輔」が好き。大会の決勝で、冒頭から憧れていた技を使って勝つのめちゃくちゃ熱かった。姫紗希の感動する話とはまた違った面白さがあった。

 

  • 都宮海

 尋が海の足を引っ張るから絵をやめるという気持ちを隠していて、それが明らかになるところはかなりグッときた。その気持ちがわかるのも、海が自分と尋の会話を客観視し、相手を否定しないでただ自分の気持ちを伝えるというまこちゃんから教わった心理学の手法によって紐解いていったところも、海の成長という点があってよかった。

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ただここだと、海と尋の話より、海がまこちゃんの行方を追う話の方が次の最終章の根幹に関わるので、その印象が強い。まこちゃんが亡くなっていたことを知り、困惑している海にまこちゃんからのスカイプが飛んできたときは本当にわくわくした。

 

  • 橘真琴

これまでの話もよかったんだけど、やっぱりまこちゃんの話が一番。まこちゃんがどうして海たちと会うことを拒んできたのか、どうして舞台が2020年代という近未来なのかという伏線をうまく回収していた。

まこちゃんが自殺に至るまでの話はえげつなかった。学校にも家にも居場所がないまこちゃんを思うと本当に辛い。友達を作ろうとしてもうまくいかずに諦め、学校にも行けなくなり、唯一の頼りだったお兄ちゃんからも冷たくされ……。まこちゃんがだんだん弱っていく姿を見ているのはただ辛かった。

 

そういった辛い描写も相まって、まこちゃんとお兄さんが電話するシーンからはずっと泣いてた。お兄ちゃんと三日間という限られた時間を過ごし、最後はこれまで救ってきた200名以上の人たちが集まって感謝の言葉を述べる。泣く要素しかない。

まこちゃんの生前は辛く苦しいことばかりだったが、だからこそこういった幸せを得ることができた。そこに「親愛なる孤独と苦悩へ」という言葉の意味を見出すことができると思う。これまでの3人も、苦悩があったからこそいまの自分になっているのであって、「孤独と苦悩はいけないことだ」という観念も変わりうるということに気づいたときは、すごいゲームだと思った。

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とにかくまこちゃんが最後は幸せになってくれて本当によかった。

 

  • 総評

心理学だけじゃなく、物語の面白さもしっかりあった素晴らしいゲームだった。今悩みを抱えている人にはぜひおすすめしたい。そして葛藤や悩み、人生について一度考えてみてほしいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ちいさな彼女の小夜曲』感想

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評価:Cランク★★☆☆☆

 

楓√以外gm。OPとEDが有名な良曲で、CDも買ったついでに本編もやっておこうと思ってずっと積んでたけど、なかなかに面白くなかった。

 

  • 茉莉√

①人魚伝説の謎、②主人公と別れそうになる、の二つの話があったけどどれも盛り上がることはなかった。

①に関しては茉莉の祖父の本が基になってて、その続きを作るっていう展開。だけど茉莉が一人で書いて特に主人公が協力するとかなく淡々と終わった。

②も主人公と別れる涙のシーンがあると思いきや、片道数時間かけて通うという荒業でクリア。

そもそも堅苦しい言葉遣いのヒロインがあまり好きじゃなかったし立ち絵も可愛くなかったし一番微妙な√だったかも。

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かわいくない。

 

幼馴染から恋人に発展するまでの経緯はよかったと思う。これまでは裸を見られても恥ずかしくなかったのに、異性として意識するようになって恥ずかしがるとこはかわいかった。

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ただ付き合い始めてからは特に面白いところもなく、ひたすらえっちしてた。なんなら婚姻届をお父さんが酔っ払った勢いで提出して受理、そのまま結婚というクソ展開だった。立ち絵もない親がでしゃばる話嫌いなんじゃぁ……。

 

  • 花梨√

中二病のやべぇやつ。中二病だからこその遊泳部のいじられキャラで、ぽんこつなところが可愛かった。一人称の「わらわ」を噛んで「わわわ」って言ってしまってからそれを最後まで貫き通すのちゅき。

ただ付き合ってからもずーっと中二病でちょっとうざかった。中二病はたまに素のキャラを見せて、そのギャップを楽しむところが魅力だと思ってる。

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こういうの。ただこの素のキャラが、お姉ちゃんの前以外ではほとんど出ることがなくて残念だった。中二病ぽんこつキャラも可愛いんだけど、ずーっとそれは食傷気味。

あとはやっぱり盛り上がるシーンがなかったなぁ。中二病になった原因がお姉ちゃんへのコンプレックスっていうのは良かったんだけど、お姉ちゃんとすぐ謎バトルをして終わったし。

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ここがもうすこし掘り下げられたらよかったかな。

 

  • 汐音√

メインヒロインだし少しは期待してたんだけどだめだめだった。冒頭からずっと引っ張ってたお母さんとの仲違いが、電話ですこしふざけることで解決。あとはずーっとえっちしてた。嫉妬したり喜んだりする汐音ちゃんはかわいかったけど、話としてはとくに起伏がないんだよなぁ……。

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  • 楓√

始めたときから一番かわいくて最後までとってた。これが大成功で、断トツで出来がいい√だった。

これまでの√で一番違和感を感じていたのが、主人公がヒロインを好きになる理由。共通でどのヒロインともフラグをたて、全員から好意を持たれ、あとは一回の選択肢で選ぶっていうのが微妙だなって思ってた。

一方、この√では実は2年前から楓ちゃんのことを知ってて、一回振られたけどまだ好きだったっていう「好きな理由」が一番わかりやすかった。また、ヒロインみんなが主人公に好意を寄せているわけで、その結ばれなかったヒロインたちの心情の処理もしっかりしてた。汐音ちゃんが自分が選ばれなかったことに対してけじめをつけて、楓ちゃんと主人公へ祝福の歌を送るシーンちゅき。タイトル回収もしてたし。

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あとはやっぱり楓ちゃんがかわいい。最初は結婚するまでえっちしないって言ってたのに、一回やってからは月一、さらにハマって週一ってどんどんペースが上がるのさすがに笑った。

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また、楽しみなことがあると楽しみすぎて体調が悪くなるっていう設定も、シナリオとうまくマッチしてた。クリスマスを一緒に過ごせなくて悲しむ楓ちゃんに、サプライズでクリスマスパーティを開くところとか普通に感動した。ちいかのはこの√だけやればいいと思います。

 

  • 総評

楓√以外のシナリオが本当にだめだめだった。ただえっちシーンとか日常シーンのCGはかわいいのが多かったし、OPもEDも曲としていいから、いいところはしっかりあったと思う。他のシナリオがよかったらもっと楽しめた、惜しい作品でした。

『終わる世界とバースデイ』感想

評価:Bランク★★★☆☆

 

ねこねこFDまでにやっておこうと思い始めた作品。結構面白かったです。

 

  • 入莉√

トゥルーへの布石が多めな話。弱視でトラウマを抱えているという入莉ちゃんの設定上、全体的にダークな雰囲気だった。入莉ちゃんバッドエンドではめった刺しにされるし、夜中にトラウマ発作で体をかきむしるしやべぇよやべぇよ……。

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まぁこれらの辛い要素は、入莉ちゃんにとって「現実は辛く厳しいもの」という認識であることの現れでトゥルーへの伏線なんだけど。

主人公と結ばれるシーンでは、入莉ちゃんは本当はカズくんが好きだということを、主人公(カズくん)が兄として聞くのが辛かった。両想いの気持ちを入莉ちゃんに伝えられないの辛すぎる……。

そんな辛いことばかりの世界だけど、なんやかんやで入莉ちゃんはカズくんを再認識できたし協議会のみんなに助けられてハッピーエンド。このセリフちゅき。

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結局ここで、織塚が意識を取り戻して入莉ちゃんがカズくんを再認識するのを「奇跡」でまとめたのがプレイを終えた今でもモヤモヤしてる。陶也が世界をいじったのか、それともただのご都合展開なのか……。

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プレイする前はなんとなくファンタジー要素が無いというか現実的な話だと思ってたけど、超常現象が起きたり入莉ちゃんに酷似した謎の人物が出てきたりで、このあとの話が本当に楽しみだった。

どうでもいいけど入莉ちゃんの脇ほんとえっち。ぺろぺろしたい。

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  • ミカ√

ミカちゃまじ大天使。ミカちゃがかわいすぎてずっと悶えてた。まずファーストインプレッションがこれだからね。かわいすぎる。※筆者はツンデレに弱い

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ツンデレなところももちろんだけど、なにより素敵なところはその弱さ。

友達いなくて協議会と称してみんなと遊びに行きたがるミカちゃ。

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柊ちゃんに口喧嘩で負けて助けを求めるミカちゃ。

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嫌われたくないがあまりに顔色を窺うようになってしまったミカちゃ。

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こんなの護るしかないじゃん。

 

肝心の話の中身もうまくまとまっててよかった。主人公がウイルスに感染しちゃって、ミカちゃに殺してって頼むけどミカちゃは主人公と共に死ぬことを選ぶっていうね。もうこのプロットが感動的だし、主人公とミカちゃが死ぬことで「世界が終わる」って表現をしていたのも二人だけの世界って感じがしてちゅき。f:id:yamicat:20181118143150j:plain

ラストは主人公とミカちゃが出会ったシーンで、ミカちゃ側の視点で回想みたいにしていたのもすごい好きだった。今思えば、世界が終わったことでまた最初から始まるっていうトゥルーへの伏線だったんだろうけど、回想だと思ってたあの感動は大事にしたい。

 

  • 柊√

ミカ√が良すぎてどうしてもくすんで見えたかな。世界の終わりと、柊ちゃんの父への確執を解消するまでの流れを同時に進めたからか、感動が薄かった。お父さんとやっと仲直りできたと思ったらすぐ終わっちゃうんだもん。ラストでも主人公と柊ちゃんが出会ったシーンが出てきて、ミカ√と一緒やんってなっちゃった。これ自体は、ミカ√も柊√も数ある周回のうちの一つであることの現れだからしょうがないんだけどね……。

 

  • 成子√

この√はトゥルーへの核心に迫る内容で楽しかった。実は入莉ちゃんのために存在する仮想現実だとは……。非現実な要素はあるなぁって思ってたけどSF展開だとは思わなかった。陶也が登場するシーンは興奮したわ。

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まぁ成子はヒロインとしてそこまで好きじゃなかったけど(メガネあんまり好きじゃない)、夕日のシーンのやりとりは結構好き。

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このやりとりがあったからこそ、トゥルーで主人公が仮想現実からみんなを開放することについて説得力を持ったなって思う。

 

  • トゥルー√

これまでの伏線を回収して綺麗にまとまってた。好きなところはここかな。

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このやりとりがあったから、ラストで意識体としての入莉ちゃんを、亡くなった入莉ちゃんとは別の「冬谷イリ」として認識して結ばれたことが感動的だった。

 

エピローグの"HAPPY BARTHDAY"の伏線回収も好きだけど、このシーンはプレイ前にどっかで見ちゃってて知ってたんだよね。ネタバレされてなかったらもっと感動できてたんだろなぁ……。

 

あとは織塚ちゃんの心情がわかる"After 17th"が好き。織塚ちゃんが本当に不憫なキャラで、記憶はリセットされないから主人公が好きだという気持ちは募る一方なのに、その役割上主人公と二人になれるのはバグで発生する世界の終わり後の二日間だけという……。f:id:yamicat:20181118151915j:plain

ここの終わってしまった世界と、結ばれることがない織塚ちゃんの心情がうまくマッチしてる。この儚さみたいなのがすごい好き。

 

  • 総評

全体的にダークな雰囲気で、SF要素とうまく絡めて話を展開できてて読んでてとても楽しかった。成子√からトゥルー√へかけての伏線回収もよかったし面白かったけど、ミカ√が一番好きかな。あとは短いけど織塚ちゃんの話も好き。期待してた以上に面白かったから満足だけど、もっと刺さるものがあったらなおよかったかなと思います。ねこねこFDも楽しみなんじゃ~。

 

 

 

 

 

えっちげむの評価について

こんにちは、やみちゃです。今回は感想じゃなくてえっちげむの評価について今後どうするかを話したいと思います。

 

以前は某空間みたいに点数をつけてたんですけど、やめちゃったんですよね。細かく点数をつけると、この作品があの作品より低いことになって、本当にそうか?って悩んじゃうんですよ。そういった優劣ができちゃうなら、学校のテストみたいに加点要素をリスト化・客観化して、プレイ中に加点要素を見つけるたびに細かくメモしなきゃなぁとか考えちゃって。

 

また、点数という基準を設けることで、本来比較されえないものまで比較されちゃうような気がするんですよね。

例えば、Augustの作品だと『大図書館の羊飼い』と『穢翼のユースティア』。どっちも好きな作品です。どうしてもシナリオの面白さから『穢翼のユースティア』の方をより高く評価したくなるんですけど、『大図書館の羊飼い』にもキャラの可愛さやキャラ同士の掛け合いといった『穢翼のユースティア』とは違った良さがあると思うんですよ。

いわゆる「キャラゲー」と「シナリオゲー」の区別というか、そういった「ジャンルの違い」は少なからずあると思ってます。それらが点数という一元化された基準によって、優劣をつけられたり比較されたりするのが個人的にモヤモヤしちゃうんです。

 

「じゃあキャラゲーとシナリオゲーでわけて評価すればいいじゃないか」と言われるかもしれませんが、明確に「これがキャラゲーでこれがシナリオゲー!」ってわけるのもなかなか難しいんですよね。えっちげむもそう一筋縄じゃいかないというか……。

 

グダグダとまとまりがない考えを述べましたが、今後、当ブログではえっちげむをランクで5段階評価くらいはしようかなと考えてます。

「結局優劣つけるんかいww」って話ですが、実際好きな作品と好きじゃない作品はどうしてもでてくるからしゃーない。また、細かく点数をつけないでバフッと5段階評価くらいにすれば作品間の細かい優劣は出ないかなって思って。また悩んだり気に入らなくなったりしたら多分やめると思います。

 

評価はSランク(神げーむ)、Aランク(好きなげーむ)、Bランク(結構いいげーむ)、Cランク(ふつうのげーむ)、Dランク(微妙なげーむ)にしようかなと。

今後もよろしくお願いします。