『CLANNAD』感想

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記念すべき第一回目にふさわしい?名作。だいぶ前にアニメで見たから内容は知ってたけど、やっぱり神げーむだった。

 

 

  • 美佐枝√

猫が人の姿になって恩返しする話。Kanonで見た。

いい話だとは思うけど、短かったからあまり感情移入できなかった。終わったときはこの√いるか?って思ったけど、これから集めることになる光について触れてたから最初に攻略してよかった。

 

  • ことみ√

幼いころに主人公と会ってた系の話。Kanonで見た。

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本屋でページ切りだしたときは特級がいじきちゃぁって思ったけど、これが伏線だったとは……。この√は伏線回収が複数あってよかった。

最初は図書館で一人だったことみが、朋也と出会うことで杏や渚と友達になり、次第に一人ではなくなっていくっていうプロットがもうすち。

 

両親からのプレゼントが世界を巡ってことみに届くシーンでは、これまでのCGが一気に流れる演出があって感動した。えっちげむはシナリオだけじゃなくこういう演出もまた大事だと思う。これえっちげむじゃないけど。

 

  • 風子√

眠っているヒロインが生霊として現れる話。Kanonで見た。

この風子がとにかくかわいい。

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朋也に鼻をつままれる風子。すち。

終盤ではみんなから忘れられてしまうけど、最後の最後にお姉ちゃんを祝うことができる。

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ここで挿入歌はずるすぎる……。やっぱりシナリオもそうだけど演出がすげーわ。

お姉ちゃんは風子を見ることができないはずだけど、ただ奇跡が起きる、それでいいんだよなぁ……。

 

この√はノーマルエンドと朋也と結ばれるトゥルーエンドがあったけど、みんなとお友達になるノーマルエンドの方がすち。お姉ちゃんは風子に友達ができてほしいって思ってたから、それが叶う感じがして。

 

  • 春原兄弟√

普段あほな春原が頑張る話。

芽衣ちゃんがサッカー部にいじめられるシーンは心が痛んだけど、春原と朋也がボコボコになりながらも撃退してくれたからよかった。

 

春原のまじめなところを見ることができたし良し。

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  • 宮沢√

移植版のパッケージにいたからメインヒロインかな?って思ってたけどあまり面白くなかった。亡くなったお兄ちゃんとそのお友達との話が多かったけど、そういった過去の話に比べて現在では何も起こってないし。ただ朋也と結ばれて終わった。

お墓参りのシーンで光について触れたけどそれだけだった。

 

  • 勝平√

仲良くなったお友達が病気だった話。あまり面白くなかった。

椋はメインヒロインだと思ってたから、勝平と結ばれてびっくりした。しかも足を切りたくないから手術しないって話だったのによく調べてみたら足を切らなくてすむ方法があるし。最初からちゃんと調べろ。

勝平がヒロインじゃなくてお友達だったからあまり感情移入できなかったのかな。男友達は春原で十分かなって思いました。

 

  • 智代√

一回別れちゃうけどまたくっつく話。これまでの√は結ばれて終わりだったから、結構早く付き合ってびっくりした。

智代の家族の話より、朋也と智代の話にグッと来た。生徒会長になることができた智代だったが、素行不良の朋也といることで生徒会長として正しく振舞うことができなくなる。

智代のためを思って別れを切り出す朋也が不憫でならなかった。学園祭の時に一緒に食べられなかったアイスが、別れるシーンで溶けてしまっているのがとても印象的だった。

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再び結ばれるシーンでまた挿入歌。神。もうこの演出があるだけで満足。

優れた智代と劣った朋也の関係を描いた良いシナリオだった。

 

  • 杏√

三角関係の話。誰もが傷つかずにはいられなくて、読んでてとても辛かった。

特に杏が朋也に対して、椋に協力してきたことを後悔していると告げるシーン。

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謝りながら好きなんて言われたらもう杏を選ぶしかないでしょ……。

 

やみちゃは三角関係でハッピーエンドになるには、振られた方のケアが重要だと思ってる。その点でも、椋が「許さない」という言葉を使って自分なりにけじめをつけているところがよかった。

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  • 椋√

椋√というよりは、杏と結ばれない√という印象。椋がなんで朋也を好きになったのか明かされなかったし。さっきは勝平とくっついてたしこのヒロインはよくわからなかった。

 

  • 幸村√

おじいちゃん先生の話。途中まで渚√だったから、渚が熱で倒れてからそのことに一切触れずに幸村先生の話に入ったから違和感がすごかった。春原と朋也を引き合わせてくれてありがとう。

 

  • 渚√

本作のメインヒロイン。いつOP入るんだろうとずっと思っていたらまさかのここで。ここからがCLANNADのメインなんだなぁとわくわくした。

付き合うシーンや初めてのキスシーンなどいいところはたくさんあるが、やはり一番は演劇のシーンと朋也が卒業するシーン。

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オッサンのこの一連のセリフ名言すぎる。わざわざ今スクショとってきたもん。

 

そして朋也が渚より先に卒業してしまうシーン。

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 朋也が泣くとやみちゃも泣いちゃう。渚を心配する朋也、朋也に立ち止まらないように言う渚。涙が止まらなかった。

 

そしてAFTER STORYに続く。

 

  • AFTER STORY

朋也と渚と汐、そして家族の物語。全部よかった。

一番泣いたところは汐が朋也のもとで泣くシーン。

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泣いていいのはおトイレとあともう一つ、パパのむねだけ。もうこの時点で泣いてた。またここで流れる「願いが叶う場所Ⅱ」がさらに泣かせる。

そして帰りの電車で汐に渚について話してやるシーン。挿入歌も相まって涙で画面が見えなかった。

 

最後に渚トゥルー。朋也、渚、赤ちゃん汐のCGからの真ED。BGMである「渚」をアレンジした「小さなてのひら」はパワーあった……。サビで花畑を駆ける汐とそれを幸せそうに見つめる朋也と渚のCGが流れてブワッと涙が出た。

そこではこれまでの全√のCGが流れる。渚がラストに「人が町を好きで町が人を好きで、みんな家族」みたいなことを言ってて、このことか、とハッとした。これまでの√はこの町に住む人、つまり家族の話で、何一つ無駄な√はなかったと思った。

 

  • 総評

アニメを見ていても十二分に楽しめる神げーむだった。ノベルゲームは文字だし自分のペースで進めることができるしやっぱりすち。

シナリオ・音楽・演出すべてがトップクラスのゲームだと思いました。

 

 

 

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